買い物依存症

夫の両親と同居していたA子さんは、食事のことから、子育ての細々したことまで毎日義母から注意される。
反論したくても夫の両親という気兼ね、嫁という立場から不満や不平を溜め込んでいた。
夫に言っても取り合ってもらず、ひとり悶々としているうちに、その鬱積した感情が買い物へと駆り立てていった。
やがて、消費者金融などから借金を重ねて生活を破綻させてしまった。

<こんな人は要注意>
近年、支払能力を超えた買い物を止められない人のローン破産などが問題になっていますが、この症状は一つのことに病的に固執する性格で、まじめで融通が利かず、わがままで自己顕示欲が強いタイプに多いと言われています。

<予防と対策>
仕事や子育ては決して思うようにならないのが現実、普通なら「あきらめたり」「ほおっておいたり」と気楽に考えればよいのに、融通が利かずそれができない。もっと気楽に、「なんとかなるさ」ぐらいの気持ちで考えましょう。
周囲の人も、「なぜそんなに買うのか」と本人を責めたりするのは、本人を追いつめるだけなのでやめましょう。心の奥に隠された本当のつらさを理解して、話を聞いてあげたり、手を差しのべてあげてください。

けちなのみや サインをみのがすな

あなんたの周りに最近こんなのが目立つ方はいませんか?
部下のこんな言動がメンタルを知るきっかけです。
ぜひ観察をして、こころの声をひろってあげましょう。

け・・・欠勤

ち・・・遅刻

な・・・泣く、泣きごとを言う

の・・・呑む(飲酒が深くなる)

み・・・ミスをする

や・・・辞めたい と言う

潔癖症候群

Aさんは元来の潔癖症が高じて、朝シャンに始まり、一日のうちに30回近くも手を洗ったり、抗菌グッズで身を固めるなど、異常に清潔にこだわるような生活にエスカレートしてしまった。
電車のつり革にはさわれない、人ごみの中では息を止めてしまうなど、友人からも少し異常だと指摘されるようになってしまったが、自分ではどうしていいかわからない。

<こんな人は要注意>
まじめで神経質なタイプに多く見られます。
会社や友人関係での些細なことで、悩みを抱え込んでしまう人や、デスクワークをしている人に多い傾向があります。
また、家を出る時、カギを閉めたのか、ガス栓を閉めたのか何度も何度も確認しないと気が済まないといった、強迫神経症に通じる症状などが現れることもあります。

<予防と対策>
こうした風俗現象は、昔から日本人が他人の目を気にする神経症的な対人恐怖症がベースにあると言われます。それが現代社会の複雑な背景の中で、人の触れ合いで傷つくのを恐れるあまり、「ただ、外面的にきれいに見えれば良い」という考えに象徴されてきました。
情報機器による対人関係物質化の進展、子供社会での汚い子へのいじめ、女性的価値観の横行、余剰商品の氾濫等がそうした要因にあげられます。
この症状は、ひとつの考えが何度何度も頭に浮かび、それにとらわれてしまいますので、ひとつのことに気を取られず、何事にもおおらかに自分自身に自信を持つように心がけてください。
そして、相手へのやさしさや気配りの気持ちを持つようにしましょう。
強迫性障害(強迫神経症)は行動に表れる場合と、観念に表れる場合があり、重度の神経症です。専門的な治療が必要です。